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「韓国外交の危機は日本から来る」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.11 08:25
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「韓国と日本いずれも、どんな関係を構築するのか大きな絵を見る観点がない」。(平岩俊司・関西学院大学教授)

外交が国家間の疎通だとすれば、韓国外交は危機にある。日本とは2012年8月、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問して以来2年間、首脳会談が開かれていない(今年3月の韓日米首脳会談除く)。北朝鮮との非核化交渉は途切れて久しい。6カ国協議も2008年12月が最後だ。幸い韓米・韓中関係は良いが、いつも危険な綱渡りだ。

 
そこで国内外の外交専門家30人(日米中専門家9人含む)に大韓民国の外交の現在と未来を尋ねてみた。

専門家たちは韓国外交の危機が日本との関係から来ていると答えた。最も至急に解消すべき脅威だとも述べた。特に日中関係の場合、今より改善しようが悪化しようが、すべて韓国に否定的な影響を与える恐れがあると評した。日中関係が悪くなると否定的な影響を与えるという回答は全体の半分近い14人だった。実際に起きる可能性を、1点(可能性がほとんどない)~10点(必ず起きる)尺度で尋ねると、平均5.5点だった。専門家の中の12人は、日中関係の改善も韓国外交にとって負担になりうると答えた。北朝鮮と日本の関係改善も、韓国外交のリスク要素だと見た。現実化する可能性も平均5.2点になった。韓国に及ぼす影響を1点(非常に否定的)~10点(非常に肯定的)尺度で尋ねると平均2.8点で、非常に否定的だった。

ミャンマーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安保フォーラム(ARF)で脅威は現実化している。日本の岸田文雄外相は9日(現地時間)、王毅・中国外相と会談をしたのに続き10日午後には北朝鮮の李秀勇(リ・スヨン)外相と朝日外相会談を行った。韓国外交部の虚を突いた会談だった。

専門家たちが韓国外交の最も大きな威嚇要因を日本だと挙げたのは、韓日関係がほかの国との関係にも悪い影響を及ぼしているためだ。

延世(ヨンセ)大学国際学大学院のハン・ソクヒ教授は「韓日関係が良ければ日中関係がどうなろうが大きな影響を及ぼすことはない」として「だが今のように韓日関係が良くない中で習近平・中国国家主席と安倍晋三・日本首相が首脳会談を行えば、韓国外交に大きな負担になるだろう」と話した。国家間の関係で、歴史や安保問題などどちらかの一部分が関係全体を規定させてはいけないという指摘も出た。フランク・ジャヌージ米国マンスフィールド財団事務総長は「韓日関係や日中関係など北東アジア情勢はお互いがウィン・ウィンの関係に展開するのが望ましい」として「米国と中国も競争している時はしかし、関係改善のための公式・非公式の対話通路を常に作ってある」と話した。

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