中国人観光客の韓国行き増加…MERS以前の水準に回復するまでは時間かかる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.10 10:56
中東呼吸器症候群(MERS)が沈静の局面に入り中国人観光客の韓国観光が伸びを見せている。しかし、MERS以前の水準に回復するまでは相当な時間がかかる見通しだ。
9日、中国旅行業界によれば今週に入り中国人の韓国旅行に対する問い合わせが少しずつ増加している。旅行会社「邁途国旅」の場合、6月は韓国訪問客が殆どいなかったが最近1週間で100人余りの団体旅行客が韓国を訪問した。今週からは1日数件ずつ問い合わせも入ってきている。李暁輝CEOは「少しずつ状況が改善されてはいるが、MERS以前の水準に回復するには相当な時間がかかるだろう」と話した。MERS事態以前はこの会社は毎月約1万人余りの中国人観光客を韓国に送っていた。オンライン旅行会社「携程」にも最近1週間、個人的に韓国旅行について問い合わせる電話が数十件かかってきている。
京華時報は韓国政府が出したビザ手数料免除、旅行商品値下げなど各種の優待措置により中国人観光客の韓国訪問が次第に回復する傾向を見せていると伝えた。韓国政府は中国など5カ国の国民を対象に9月末まで団体観光客のビザ手数料を免除する措置を発表した。また、大韓航空とアシアナ航空も特価団体チケットを発売し、ロッテ免税店も大規模セール計画などを発表した。