【時視各角】中国人観光客、ソウルで泊まれない理由
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.03 13:55
2日午前、ソウル明洞(ミョンドン)付近のあるデパート。出入口前に待機していた人々が開店と同時に売り場に殺到してショッピングを始める。化粧品売り場の周辺はショッピング客が入り乱れてごった返す。財布を開く人々は中国人観光客、まさに「遊客」だ。中国の最大連休である国慶節が始まった1日から明洞一帯は中国人観光客で占められた。観光当局は7日まで韓国を訪れる中国人観光客が16万人に達するという予想値を発表した。
化粧品売り場もそうだが中国人観光客の特需を享受する所はソウル都心の中級ホテルだ。半月前から満室状態になった。デパート売り場で一群の中国人観光客に会った。韓国人ガイドはソウルに宿を決めることができず、安山(アンサン)・富川(プチョン)・仁川(インチョン)に泊まってもらうと紹介した。ガイドは「ソウルの宿泊場所は、高くて豪華な一流ホテルでなければ、安くて古いモーテルに両極化した状態」として「外国人が好む適切な価格の清潔なホテルが非常に不足している」と語った。