【コラム】あっ、中国人ではなく韓国人ですか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.25 10:44
#1.旧正月連休、日本の大阪と神戸に行ったところ、駐日特派員3年間に東京では体験できなかったことを経験した。20日、神戸都心の横断歩道を渡ろうとしている時だった。電車から一緒に降りた日本人老夫婦がいきなり話しかけてきた。しかし日本語ではなかった。一言も聞き取れない中国語だった。「私は韓国人です」という説明に、老夫婦も当惑していた。「この人は中国語の勉強に熱中していて軽率に…」という女性の謝罪に、男性は「失礼しました」と連発した。東京より関西の人たちの方が親しみやすいという声はよく聞いていたが、真昼に面識のない外国人に話しかける日本人は珍しい。「私は中国人のように見えるのか」と思うと、とにかく妙な感じだった。中国人観光客が日本を空襲した春節連休の一断面だった。
#2.中国ブームはテレビも同じだった。10日夜、NHKの看板ニュース「ニュースウオッチ9」は日本研究に心酔した中国人の若者を扱った。男性メインアンカーが中国を訪れ、「技術と文化先進国、日本」に熱中する若者に会った。中国の30代女性はインタビューで、「安倍首相は靖国神社を参拝するが、私たちはそれでも日本を勉強する。日本の勉強をやめない」と語った。徹底的に日本の観点で制作された企画とはいえ、現在の日本で「中国」はこのように重要なキーワードだ。20日朝、テレビ朝日の「モーニングバード!」は昨年より4倍も多い中国人客が集まった東京のデパートを取り上げた。「膨らんだ腹=富の象徴である中国人のために腹部のサイズだけを大きくしたスーツをデザインした」「中国語が可能な免税カウンター職員を倍に増やした」というインタビューが生々しかった。