【時論】MERS拡散の主犯は後進的な市民意識=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.01 10:39
中東発の招かれざる客、中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスが1カ月以上も大韓民国を全方向から強打している。身を切るような真冬の寒さでも中国人観光客の人波で足の踏み場も探せないほどだった明洞(ミョンドン)の通りは、通行人よりも商人が多い姿だ。明洞に限らない。観光産業などサービス産業を筆頭にMERS不況の損失額の規模は今の状況が7月末に終息しても10兆ウォン、8月末まで続く場合は20兆ウォンに達すると推定されている。ついに政府では「15兆ウォンプラスアルファ」規模のMERS追加補正予算案を検討している。
突発的な危機状況で応急処方は出てきたが、MERS事態で直接・間接的な被害を受けた人は雪だるま式に増えている。自然に国民の怒りは、状況をこの有り様まで広げた原因に向かって爆発している。IT強国の市民が、誰彼となく参加してSNSを通じMERS拡散の原因を突きながら公憤に燃料を注いで火をつけている。