【コラム】1000万ウォンのサムスン「ギャラクシー」を作ろう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.29 10:38
事実1000万ウォンの携帯電話市場を開くことができないのは韓国だけではない。米国や日本、欧州も依然として中型セダン水準の携帯電話を作って売っている。しかし韓国は技術と芸術的潜在力、行政的支援能力が他の国に比べ先行していたり、少なくとも不足することはない。イタリアはフェラーリを作ったが韓国がフェラーリクラスの携帯電話を作れない理由はないだろう。
今日最も大きな問題は、携帯機器が社長を助けるのでなくむしろ秘書になるということだ。社長は自分でスケジュールを組まなければならず、絶えず電話をしたりショートメッセージや電子メールを送らなければならない。解決策は携帯機器に秘書プログラムを入れることだ。この生きているような「秘書」は任務により拡張が可能で、社長が求める情報ならば何でも遠隔で供給することができる。「秘書」は重要な主題に対し調査もし、簡単な要約も提示でき、簡単な指示だけで正式な事業文書も作成できるし演説文も作成する。社長に代わり電話することができるだけでなく、「秘書」はどんな言語で作られた資料でも迅速に翻訳し供給できる。「秘書」はプロジェクトに参加した構成員と協力でき、最後には社長に要約報告書も提出することができる。
社長は他の人の名刺を写真に撮り「秘書」に送る。「秘書」はすべての情報をしっかり分類し豊富な保存空間に保管することで将来役立つだろう人々に簡単な安否の手紙を送ることを提案したり手紙の草案を作成することもできる。まるでしっかりと整えられたオフィスを持っているようで、むしろ普通のオフィスよりも良い環境を提供することもできる。