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【社説】「国民が不幸な国」を作る政府と与党の不和=韓国

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.28 13:09
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景気低迷に中東呼吸器症候群(MERS)、日照りまで重なる三重苦で民心が落ち着かない中で拡大している青瓦台とセヌリ党の不和は国民の心をさらに重くさせる。国会法改正案に対する朴槿恵(パク・クネ)大統領の拒否権行使で国会はすでに休業状態だ。野党が対政府闘争を宣言して国政議論を全面拒否したためだ。景気対策と各種改革作業が至急なのに政局は混迷に陥った。

いまの政権はどんな構造なのか。行政府は過半の支持で当選した大統領が、立法府はやはり議席の過半数を占有した与党がそれぞれ率いている。立法府と行政府の対立で国政が膠着状態に陥りやすい少数与党の構造ではない。それでも国会が麻痺し、政局が凍りついた。政権与党の内部対立のためだ。

 
朴大統領は25日の閣議の席上で政界を強く批判し、特にセヌリ党劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表を狙い撃ちして「自分の政治を前面に出す人」として非難した。国民的事案を取り扱うべき閣議で、それも全国民が見守る放送カメラの前で果たして国政の最高指導者として適切な発言だったか。MERS問題で初動対応をまともにできなかった防疫当局に大統領がそれほどの厳しい叱責をしたことがあるか。

朴大統領は閣議で原稿用紙29枚分の演説の大部分を政界批判に集中した。「背信の政治」「国民の審判」という強い水準の表現を使いながら断固とした表情で政界を非難した。大統領が民生より既得権と党利を優先視する政界にもどかしさを感じるのは当然だ。

だが、大統領の言葉はそれ自体が敏感な政治的行為だ。高度な政治的計算が背景にあるならばわからないが、国民が見ている前で感情を噴出したり怒ったりするのは困る。ややもすると国民には大統領の断固とした表情より激昂した語調がさらに長く記憶に残りかねない。そうした形の話法にはコミュニケーションが不足しているという指摘は避け難い。

与党指導部のスタイルにも問題が多い。政府与党間のコミュニケーションがなく野党に引きずられ国会法修正案を出し、大統領の非難を聞いて体を低くする姿は韓国政治の水準をそのまま見せるものだ。特に劉院内代表は26日に「申し訳ない」と謝った。「大統領も私たちに心を解いて心を開くことを期待する」ともした。これもまた適切な身の振り方であったか多くの国民がいぶかしがる。責任を負うべきことをしたなら責任を取って辞めれば良いことだ。劉院内代表は人事権を大統領に握られている官僚なのか。朴大統領も劉院内代表も同じ党の所属だ。何か問題があれば内部的に整理すれば良い。なぜ国民にきまりの悪い場面を見せるのか。

こうした政府与党間の不和は事態の本質を霞ませる。今回の国会法修正案は母法の趣旨に外れる行政命令で“法律下剋上”を起こしたりした行政府の慣行を、違憲議論がある立法府の権限に変えようとする試みだった。非正常で非正常を代えようとしたが失敗したわけだ。拒否権が発動された以上、立法府と行政府ともこの問題に対する適切で正常な解決方法を探さなければならないのに政府与党の不和に遮られ建設的な議論を進展させられずにいる。

当面の問題は止まってしまった国会だ。民生法案だけでなく追加補正予算案に対する議論まで中断されたりずさんに進められる恐れがある。その被害はそのまま国民に返ってくる。それは拒否権政局よりもっと大きな破局だ。政府与党はその破局を防ぐために出口戦略をともに悩まなければならない。(中央SUNDAY第433号)



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