【社説】「国民が不幸な国」を作る政府と与党の不和=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.28 13:09
景気低迷に中東呼吸器症候群(MERS)、日照りまで重なる三重苦で民心が落ち着かない中で拡大している青瓦台とセヌリ党の不和は国民の心をさらに重くさせる。国会法改正案に対する朴槿恵(パク・クネ)大統領の拒否権行使で国会はすでに休業状態だ。野党が対政府闘争を宣言して国政議論を全面拒否したためだ。景気対策と各種改革作業が至急なのに政局は混迷に陥った。
いまの政権はどんな構造なのか。行政府は過半の支持で当選した大統領が、立法府はやはり議席の過半数を占有した与党がそれぞれ率いている。立法府と行政府の対立で国政が膠着状態に陥りやすい少数与党の構造ではない。それでも国会が麻痺し、政局が凍りついた。政権与党の内部対立のためだ。