朴大統領と野党代表「国会法で衝突」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.02 10:15
国会法の改正案が、大統領と野党代表の正面衝突を招いた。与党代表は一歩退いたが、今度は国会議長傘下の国会事務局が青瓦台(チョンワデ、大統領府)と正反対の主張をして青瓦台と国会の衝突まで拡大している。
朴槿恵大統領は1日午前、青瓦台首席秘書官会議で「(国会が)公務員年金法案を処理する過程で、関係のないセウォル号特別法施行令の問題を連係させて違憲議論を持ってくる国会法まで改正したが、これは政府の機能がまひする恐れがあり懸念が大きい」として「国会法改正案を政府としては受け入れることはできない」と明らかにした。朴大統領は「政府の施行令まで国会が常に修正を要求することになれば、政府の政策推進は悪影響を受けるほかはなく、結局その被害はそのまま国民と経済に返ってくることになる」と話した。朴大統領は「過去の国会でも今回の改正案と同じ内容の国会法改正について違憲の素地が高いという理由で通過しなかった前例があり、これは国会自らが今回の改正案に違憲の素地が高いという点を認識したもの」と主張した。