【外から見る韓国】ジンクスに陥った朴槿恵大統領(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.17 10:06
私が幼かった頃に英国首相だったハロルド・マクミラン(1957~63年在任)は「何が一番怖いですか?」という質問を受けたことがある。彼はゆっくりとした語り口でこのように答えた。「坊や、事件だよ。何事かが起こることでしょ」。
実は、彼が実際にこういう話をしたのかは不明だ。作り話という説もある。だが、この言葉はよく引用される警句として生き残った。大切な真理を含んでいるためだ。政治であっても人生であっても私たちは計画を立てようと努める。だが指導者や普通の人々でも、虚を突かれるようなことが繰り返される。全く予想できないことが「青天の霹靂」のように起こり、私たちはさまよって座り込んでしまう。