【社説】朴大統領、なぜMERS記者会見をしないのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.12 13:32
経済対策をはじめとする国政には心理的な要因が重要だ。朴槿恵(パク・クネ)政権はMERS心理戦で敗れている。国民の前に登場する説明者は文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官だ。しかし文長官は福祉・年金学者出身であり、伝染病・防疫専門家ではない。少し遅れて指令塔を引き受けた崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)首相代行は経済官僚出身だ。疾病管理本部長や感染病センター長のような専門家の声は小さい。
MERS事態のような危機で、心理戦の最高司令官は大統領でなければいけない。朴槿恵大統領は初期から国民の前に出てくるべきだった。MERS戦争を遂行する政府の戦士を紹介し、実務司令官(control tower)を決め、最高民間専門家を同席させ、この人たちにMERSの実体を説明させればよかった。