<MERS>「仁川空港、一日2万人の中国人が400人に減少」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.12 07:55
11日午後2時、京畿道(キョンギド)龍仁市(ヨンインシ)新葛洞(シンガルドン)のロッテマート。地下1階の新鮮食品売り場では客が50人ほどしかいなかった。子供を学校に送った後に買い物に来る主婦で込み合っていた数週間前とは違う状況だった。他のところも同じだ。ロッテマートは今月の10日間、全国の売上高が11%減った。中東呼吸器症候群(MERS)恐怖で人々が外出と対人接触を避けているからだ。高級デパートも似ている。Aデパートにゴルフ衣類を納品する会社の役員は「昨年のセウォル号事態よりはるかによくない。MERS事態で売上高が37%減った」と語った。
こうした現象は「衣食住」すべての領域に拡散している。この日、ソウル良才洞(ヤンジェドン)現代自動車本社付近の食堂で昼食を取ったイ・チャンヨプさん(29)は「普段は現代車の職員が多いため列に並んでいたが、30%以上も席が空いている」と話した。誕生日パーティーの取り消しでケーキの販売も減っている。「パリバゲット」を運営するSPCグループのチャン・スンフン部長は「ケーキ販売は減少し、家に置いて食べる食パンを買っていく客が増えた」と説明した。