【社説】日本は浮上、中国は沈滞…北東アジア経済地図が変わる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 11:25
日本経済は回復し、中国経済は徐々に鈍化している。ほぼ一世代続いた「日本没落、中国浮上」という北東アジア経済地図に大きな変化が生じたのだ。日本の今年1-3月期の成長率は1%(年率3.9%)と、韓国(0.8%)を上回った。アベノミクスに対する疑いの目にもかかわらず、持続的な構造改革と円安好況で目を引く成果を出している。一方、中国は4-6月期の成長率予測値が6%台に落ち、5%台のハードランディングまで懸念されている。一言で「ジャパンサプライズ、チャイナショック」だ。
韓日中は緊密な垂直分業構造であると同時に、主力産業で競合関係にある。3カ国間の貿易収支はジャンケンをするようにお互い黒字と赤字で絡み合っている。経済の長期傾向が変われば衝撃波が伴う。中国と日本の間に挟まれた韓国としては、日本が浮上しても問題、中国が沈滞しても問題だ。国内の懸案に陥没している間、北東アジア経済にどんなことが生じているのだろうか。