<低成長の沼に直面した韓国>輸出、5カ月連続で減少
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 09:33
韓国を代表する企業の現代自動車の株価は今月に入って15%近く下落した。円安を前に出した日本自動車企業の攻勢のためだ。米国だけでなく、現代・起亜車が優位だった欧州市場まで脅かされている。今年1-3月期の現代・起亜車の欧州市場シェアは5.9%だった。2012年(6.2%)以降、減少している。これに対しトヨタは2012年の4.3%から今年1-3月期は4.6%、日産は3.4%から4.5%までシェアを伸ばした。
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官は先月20日の経済関連長官会議で、「構造改革が今のように遅れれば、長期沈滞から抜け出す日本と状況が逆転するかもしれない」と述べた。崔副首相の懸念は少しずつ現実になっている。日本がアベノミクスで長期不況の沼から脱出する姿を見せているが、韓国は低成長の沼にはまる危機に直面している。昨年末、政府は今年3.8%の成長を予想したが、今は3%台を守るのも厳しくなっている。最近は中東呼吸器症候群(MERS)まで広がり、消費委縮まで懸念されている。輸出は今年に入って5カ月連続で減少している。