韓国経済2年目の「4-6月期悪材料」…「積極的な財政政策を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.05 09:38
韓国経済が「4-6月期症候群」に苦しんでいる。昨年は1-3月期の成長率が1.1%となり、期待感が高まったが、4月に発生したセウォル号沈没事故で回復の勢いが消えた。今年は中東呼吸器症候群(MERS)という悪材料が発生した。昨年とは違い、今年は輸出も不振だ。
政府と韓国銀行(韓銀)は今年4-6月期、1%成長が可能だと予想したが、楽観できなくなった。中国圏の旅行客が減り、国内修学旅行など団体観光もキャンセルが相次いでいる。昨年のセウォル号惨事以降に発生した急激な消費委縮が再現されるかもしれないという懸念も出ている。ソン・ウォングン全国経済人連合会経済本部長は「輸出不振など対外環境が良くない状況で、消費沈滞まで重なれば、経済に相当な悪影響を与えるおそれがある」と述べた。