中国に行った感染疑いの韓国人「MERS」確認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.29 09:33
高熱など中東呼吸器症候群(MERS)の症状を見せて中国に出国した会社員(44)が28日、中国保健当局によって感染者と暫定確認された。20日に国内で最初の患者が発生してから8人目の患者だ。
疾病管理本部のある関係者は「中国広東省当局がこの患者を病院に隔離して遺伝子検査を実施した結果、陽性反応が出たため中央政府で再び確認作業をしていると知らせてきた」と話した。中国中央放送(CC-TV)はこれに先立ち「韓国から来たMERSが疑われる患者が香港経由で広東省恵州市に入り、現在は隔離治療を受けている」と報道した。この患者は最初の患者と同じ病室(2人部屋)に入院した後、確診判定を受けた3人目の患者(76)の息子だ。16日に父親の病室を訪れて感染したと推定されている。この8人目の患者が26日、香港を経由して中国に向かうまでに国内で接触した人は会社の同僚や病院医療スタッフ、航空機の乗務員ら数百人だ。疾病管理本部が把握した隔離対象者だけで100人を超えると予想されている。彼の中国行きによってMERSが隣接国にも広がるのではないかとの憂慮も出ている。