報道官室のドアをロックした福祉部…不信育てる「MERS不通」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.04 10:39
先月、中東呼吸器症候群(MERS)の最初の患者(68)が出た直後から疾病管理本部は「疫学調査を進行中」という釈明を繰り返していた。該当患者がどのような経路で京畿道(キョンギド)のB病院に入院したのか、病院内で歩いて回っていたのか、でなければベッドに横になっていたのかなどについての情報を知らせなかった。このため、この患者の正確な動向はいまだに五里霧中の状態だ。B病院では20人以上の2次感染者が確認された。
政府がセキュリティーを理由に情報をまともに公開しない問題は、1日に最初の死亡者(57)が出てきた後も繰り返された。この患者はB病院に入院したことがあると疑われる患者で、京畿道(キョンギド)の別の病院に転院して治療を受けて亡くなった。取材陣が事実確認を要請したが、福祉部では“確認できる事案ではない”と回避して後になって感染の疑われる患者だと公開した。それと共に病院側が明らかにした死亡時間と2時間も違う誤った情報を発表した。最初の死亡者の結果と3次感染者の発生を公開する前には、福祉部報道官室のドアを閉めて記者たちの出入りを最初から遮断してしまった。