【寄稿】海洋プラントを韓国の第2の造船神話に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.29 15:29
世界7大貿易国であり10位圏の経済大国になった韓国は、輸出依存型経済構造のため常に輸出競争力を確保しなければいけないという緊張感の中にいる。造船・海洋プラント産業は自動車・半導体などとともに世界トップを争う韓国の代表産業の一つだ。
造船・海洋プラント産業は輸出額のほとんどそのまま貿易黒字として記録される。造船所がエンジニアリング技術の自立と資材・機材の国産化を通じて得た成果だ。造船産業は、長期エネルギー需給構造上、今後30年間は市場が拡大すると予想される海洋プラント部門を成長動力とし、不況の中でも目を引く成果を出した。しかし海洋プラントは単位プロジェクトの売上高規模が造船の数十倍にのぼり、輸出効果が大きい半面、「EPCI(設計・調達・施工・設置・試運転)バチューチェーン」で構成されるため、付加価値を高めるために納期と資材・機材決定権を行使するエンジニアリング技術の自立が要求される難しい産業でもある。