デフレ憂慮に本格的反論の韓銀「私たちは日本と違う」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 14:13
韓国銀行が一部のデフレーション憂慮に対して本格的な反論に出た。今年に入って0%台の物価上昇率が続きながら韓国経済が日本型の長期不況の前てつを踏むのではないかという憂慮が提起されてきた。だが最近の状況は日本がデフレーションに入った1990年代とは内容の上で違うというのが韓銀の主張だ。物価の下落傾向がさまざまな品目に広く急速に拡散した当時の日本とは違い、現在の韓国の物価下落傾向は相対的に範囲が狭く特定品目が主導しているということだ。こうした分析は28日の「消費者物価中の価格下落品目数の増加の原因と評価」報告書に含まれた。
デフレの辞書的な定義は、物価が全般的かつ持続的に下落することだ。日本の「失われた20年」が代表的事例だ。資産バブルがはじけて以降経済活力が落ちながら物価が下落し、これが再び消費・投資心理を萎縮させる悪循環の過程だった。