円安でブレーキがかかった韓国自動車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 08:40
円安が止まらない。26日(現地時間)の米ニューヨーク外国為替市場では1ドル=123円となった。2007年7月以来の円安ドル高水準だ。その流れを受け、円・ウォン為替レートも100円=900ウォンを割った。こうした円安は、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が22日、年内の利上げに言及した後、ドル高に動いたからだ。量的緩和と輸出競争力の強化を前面に出した「アベノミクス」も円安基調を支えている。
円安の流れは当分続くとみられる。25日に発表された日本の4月の貿易収支は2カ月ぶりに534億円の赤字に転じた。黒字を予想した市場の予想が大きく外れた。依然として量的緩和と円安が必要だというアベノミクスの論理が説得力を得ることになった。サムスン先物のエコノミスト、イム・ホサン氏は「米国景気の回復ペースが日本に比べて速く、イエレン議長が年内の利上げに言及したことで、円安の流れは維持される見込み」と分析した。