「大統領は全知全能ではない…長官が所信持って説得すべき」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.12 11:22
李明博(イ・ミョンバク)政権時も同じだ。当時、青瓦台対外戦略企画官をつとめた金泰孝(キム・テヒョ)成均館(ソンギュングァン)大学教授は「2009年のアフガニスタン派兵時、李大統領は人(兵力)は送らず財政など経済的支援だけをする側に傾いていたが、参謀らと討論しながら派兵を決めた」として「米国とのミサイルガイドライン(射程距離規定)改定も、大統領は最初は大きな関心を持たなかったが参謀が重要な意味があると報告して、やることになった」と話した。
北朝鮮と対立し、周辺国に囲まれた韓国の外交・安保政策は決断の連続だ。「上命下服」の一方通行式の決定よりはひざを突き合わせて絞り出した鋭い洞察力が必要だ。だからこそ激しい論争と説得、対話を通じて解決方法を見出さなければならないと国政経験者は助言した。