北朝鮮、独自製作の潜水艦からSLBM発射
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.11 07:41
北朝鮮が8日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が見守る中、新しく建造した新型潜水艦(2000トン級)から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM=Submarine Launched Ballistic Missile)の水中発射実験を行った。新型潜水艦は、旧ソ連のゴルフ級潜水艦を逆設計(解体した後に再び設計)し、昨年末に進水したと、政府当局者が説明した。北朝鮮の労働新聞と朝鮮中央通信は9日、SLBM発射を伝えた後、「実験に成功した」と主張した。
情報業務を扱う政府当局者は10日、「金正恩が咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)の遠洋水産連合企業所を訪問したことからみて、新浦付近で発射実験が行われたとみられる」とし「韓米情報当局が最近、新浦付近の潜水艦基地で水中実験の準備をする兆候をとらえたと把握している」と述べた。続いて「新型潜水艦に搭載して発射したのは、北が自主的に戦略武器を作り、SLBMを実際に開発していることを誇示しようという意図とみられる」と述べた。新浦には北朝鮮の馬養島(マヤンド)潜水艦基地がある。