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韓国軍への戦作権転換、2020年代半ばに延期

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.24 08:21
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韓国軍への戦時作戦統制権(戦作権)転換時期が2020年代半ばに延期される。韓民求(ハン・ミング)国防部長官とヘーゲル米国防長官は23日(現地時間)、ワシントンで第46回韓米定例安保協議(SCM)を開き、このように合意した。両長官は「条件に基づいた戦作権転換のための了解覚書(MOU)」を締結し、15項目の共同声明を発表した。

両国が合意した戦作権転換条件は▼安定的な戦作権転換が可能な韓半島(朝鮮半島)および領域内安保環境▼戦作権転換後に韓米連合防衛を主導できる韓国軍の軍事能力▼北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する韓国軍の対応能力確保--の3つ。

 
国防部の当局者は「特定の年度を明記しなかったが、目標時点はある」とし「韓国がキルチェーンなど北の核・ミサイル防御システムを2020年代初期までに備える計画だが、遅れる可能性もあり、2020年半ばを目標に決めた」と述べた。この当局者は「キルチェーンと韓国型ミサイル防衛網(KAMD)が計画通りなら2022年ごろ実戦配備でき、このように決めた」と付け加えた。両国は来年のSCMまで戦作権履行計画書を作成し、毎年評価した後、戦作権転換目標時点の1、2年前に最終点検をする予定だ。ただ、韓国軍の能力が高まっても領域内の安保環境が安定していない場合、転換は延期される可能性がある。米中関係を勘案した措置として場合によっては無期限延期になるという観測も出ている。

韓米は2016年までに平沢に移す計画だった米210火力旅団(北朝鮮長射程砲に対応するためのMLRS砲兵2個大隊)を、韓国軍の次期多連装砲部隊が完成する2020年代初めまで現位置(東豆川)に残留させることにした。また、戦作権転換が延期になるだけに、龍山の韓米連合司令部本部と米第8軍司令部もそのまま維持することにした。残りの米軍部隊のみ予定通りに平沢に移転する。

両国は「核および化学・生物弾頭を含む北朝鮮ミサイル脅威に対する探知と防御、かく乱、破壊のための包括的ミサイル対応作戦概念および原則」にも合意した。国防部の当局者は「韓国が2020年代半ばまで軍事衛星とグローバルホークなど偵察・打撃能力を備えるよう合意し、韓米戦力を増強することにした」と述べた。

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