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<インタビュー>フランシス・フクヤマ米国スタンフォード大教授(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.08 11:23
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--あなたが20年前『「信」無くば立たず』という本で強調したことこそ信頼だった。

「あの本で話したことは社会構成員間の信頼を指したのであって政府に対する信頼ではなかった。知らない人同士、共に仕事が出来るほどお互いを信頼することが重要だという趣旨であった。この点では依然として米国も強みがあると考える」

 
--今でも自由民主主義と市場経済以外に他の代案はないという立場なのか。

「唯一もっともらしいモデルは中国式の国家資本主義モデルであろう。だが、他の国々が中国式体制を採択することはかなり難しいとみる。1つの政党が数十年間支配するのを容認することができようか。イランやサウジアラビアのような体制を持ちたがる人もいないだろう。自由民主主義以外に他の代案は依然として探すことは難しい」

--この時代の最大の挑戦は政治・経済的両極化という見解に同意するか。

「同意する。極端に対立する両党体制のために国家的難題に対する決定が遅れていることが米国が直面した最も深刻な問題の1つだ。銃器規制から移民改革まであらゆる問題が全てにおいてだ」

--米国のティーパーティー運動や欧州の極右派で見るように右派的ポピュリズムは日増しに勢力を拡張している。これに比べて一時的現象で終わった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」デモのように左派的大衆運動は力を得られずにいる。その差はどこに起因するとみるか。

「まず1つは全世界で左派は共通して経済的な不平等問題に焦点を合わせてきたという点だ。長らく富の再配分問題に集中したし、それを自分たちのアイデンティティとしてきた。しかし両性平等、同性結婚、人種、環境など他のイシューが登場して状況が複雑になった。左派運動の関心がこうした方向に分散し、伝統的な支持基盤が揺らいでいる。社会変革のための現実的代案を左派が提示できずにいる点も問題だ。これに対し右派は多様なシンクタンク等を通して自分たちの論理を強化できる現実的力を持っている」

ペ・ミョンボク論説委員・巡回特派員

フクヤマ教授は…

1952年米国・シカゴ生まれ。コーネル大学学士(古典学)。イェール大学修士(比較文学)。ハーバード大学博士(国際政治学)。米国務部政策室次長。ランド研究所専任研究員。ジョージメイソン大学、ジョンズ・ホプキンス大学教授を経て現在スタンフォード大学教授。全米民主主義基金(NED)理事。米国外交問題評議会(CFR)会員。

【インタビュー後記】「ビトクラシー(vetocracy)」で米国民主主義の危機深化

フクヤマ教授は処女作であり出世作である『歴史の終わり』(1992年)から最近出版した『政治の起源―人類以前からフランス革命まで』(2011年)や『政治秩序と政治衰退(原題訳)』(2014年)まで全8冊の本を書いた。そのうち最も多く売れた本は何かと尋ねたところ意外にも『歴史の終わり』でなく『「信」無くば立たず』(1995年)という返事が返ってきた。本人が最も心血を注いで書いた本は最後の2冊で、政治について自身が知っているすべての知識を注ぎ込んだと話した。この本は今、全世界の様々な大学で教材に採択されて使用されている。

特にフクヤマ教授は最後の著書で「ビトクラシー(vetocracy)」という用語を自ら作り出したことに対して大きい自負心を持っていた。両党が互いを拒否する極端な派閥政治のために米国政治が完全に動脈硬化にかかっている状態を指し示す表現だ。

幼い時期から木工に関心があったというフクヤマ教授は米国建国初期スタイルの家具を自ら複製して製作する独特の趣味を持っている。自宅のあちこちに自分で製作した家具が置かれているという。90年代初めから10回余り訪韓したフクヤマ教授は韓国社会についても博学な知識を持っていた。日系3世であるフクヤマ教授は日本語は一言も話せない。


<インタビュー>フランシス・フクヤマ米国スタンフォード大教授(1)

<インタビュー>フランシス・フクヤマ米国スタンフォード大教授(2)

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