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日系人学者「中国の政治システム、一瞬で爆発の恐れも」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.15 11:11
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「中国の政治システムは一瞬で爆発してしまうかもしれない」。

米国の政治学者フランシス・フクヤマが警告した。富とソーシャルネットワークを基に影響力を伸ばしている中国中産層の拡大を根拠に上意下達式の政治システムが危機を迎えると予想したと13日にAFP通信が報道した。フクヤマ氏は20年前に社会主義体制の崩壊過程を見て著書「歴史の終わり」を通じ自由民主主義の勝利を宣言したことがある。

 
彼が中央集中的な政治システムを警戒する理由は、情報の交流が不可能なためだ。彼は「中国は常に皇帝が社会の底辺でどんなことが起きているのか推し量れなかった。これは多くの側面で共産党の問題と正確に一致する」と指摘した。

自由言論と地方選挙の不在もやはり円滑な疎通が成り立てない理由に挙げた。孤立した中央指導部は世論把握のために中国版ツイッターの微博(ウェイボー)などを検閲してきたが、このような統制がかえって国民意識を鼓吹させる火種として作用すると彼は主張した。

昨年7月に発生した温州での高速列車惨事がその例だ。当時中国指導部は事故の残骸を埋め雷のために事故が起きたものと偽装しようとした。だが微博に各種写真と証言が広がり管制システムの問題を認めなければならなかった。

フクヤマ氏はまた、「中国は真の法治と責任政治に対するメカニズムがなく、“悪い皇帝”問題に弱い」と指摘した。薄熙来の追放も、「彼がカリスマある指導者としてシステム全体を爆発させるほどの大衆的支持基盤を構築していったため」と主張した。彼は「共産党指導部の90%以上が海外に資産を保有している。彼らもこのシステムの問題点をよく知っている」と分析した。

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