【時視各角】韓国経済が失ったもの(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 09:32
1年が過ぎた最近は変わった。李総裁は9日、崔副首相に直撃弾を飛ばした。「景気回復には財政がある程度の役割をしなければならない」とアドバイスした。言葉が丁寧だからアドバイスだが、事実は「金利のせいだけにせず財政もしっかりすべき」という警告だ。李総裁は先月30日、「通貨政策に影響を与えかねない人たちは(発言に)慎重でなければならない」と発言したりもした。これまでの鬱憤を吐露するようだった。
崔副首相の応酬もトーンが高かった。何日か前にワシントンでのG20会議で、「経済が厳しくなれば金融政策に変化を与えなければならない」としてはばかることなく金利引き下げを要求した。「米国が金利を上げるからと必ず韓国が従わなければならないのか」と問い返すこともした。李総裁はすぐ「金利を3回も低くした国は多くない」と返した。遠くワシントンまで行って天下にはばかることなく互いに相手のせいにするのに忙しい財政(経済副首相)と金利(韓国銀行総裁)。韓国経済の将来がどうなるのかを推測させる。