<成完鍾リスト波紋>朴大統領「過去から現在までの問題、政治改革レベルで明らかにすべき」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.16 13:55
朴大統領はセウォル号の惨事も不正腐敗問題と関連づけた。朴大統領は「セウォル号のような問題も積もり積もった不正腐敗、適当に見逃す態度でこうした惨劇を招いたのではないのか」とし「不正腐敗と積弊は生命までも奪う問題であるだけに深刻に考えなければいけない」と繰り返し強調した。その後、「今回の事件をきっかけに本当にクリーンな大韓民国を作らなければならず、我々全員がこの部分においてわずかな譲歩もなく、いかなる場合も揺れたり中断されることなく、必ずやり遂げるという覚悟を固めることを望む」と訴えた。結論として朴大統領は「一方では国民の血税を浪費する腐敗問題を根絶し、それを中断なく徹底して進めなければならず、もう一方では政治改革を実現するというこの2つをきちんとやり遂げるのが我々の使命」と述べた。
ただ、朴大統領は李首相の去就には言及しなかった。現在、青瓦台内では南米訪問期間に李首相が退くのではという雰囲気が強い。ある青瓦台の参謀は「大統領のメッセージは李首相に向けたものではない」とし「まだ事実関係が確認されていないだけに、去就についてはもう少し見なければいけないだろう」と述べた。この参謀は「成完鍾波紋は不正政治家の救命ロビー活動という観点で見る必要がある」とも語った。