【時視各角】お金と貪欲が招いた成完鍾の悲劇=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.14 16:11
成完鍾(ソン・ワンジョン)元京南企業会長はスーツのズボンにパッディングの上着を着て北漢山(プッカンサン)に登った。京郷新聞の記者と電話をした後、ポケットに56字のメモを残して首をつった。現場の携帯電話2つは電源がついていた。位置追跡を通じて必ず自分の悔しい死を知らせてほしいという意図が感じられる。
彼の予感通り「成完鍾リスト」は与党を荒廃させる核爆弾となった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)とセヌリ党は喪家の雰囲気だ。新政治民主連合の立場は劇的に反転した。検察が京南企業に手をつけた先月20日には「“MB(李明博)マン”成完鍾に対する捜査が見せかけのレベルに終わってはいけない」とし「聖域なく調査するべきだ」と要求した。しかし昨日は「成完鍾を2度殺すことはできない」とし「リストの究明に全力をつくす」と述べた。