「成完鍾会長の話が違うと言えるのか」献金疑惑の知事側近は積極否定せず=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.12 11:55
成完鍾(ソン・ワンジョン)前京南(キョンナム)企業会長の「メモ」が政界を強打する中で、リストに上がった与党の実力者8人のうち1人の側近が金品授受の事実を積極的に否定せず議論が増幅している。金淇春(キム・ギチュン)、許泰烈(ホ・テヨル)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)秘書室長と、セヌリ党の洪文鐘(ホン・ムンジョン)議員、徐秉洙(ソ・ビョンス)釜山(プサン)市長、劉正福(ユ・ジョンボク)仁川(インチョン)市長、洪準杓(ホン・ジュンピョ)知事ら「成完鍾リスト」に金品と金額が書かれた当事者は11日も「そうした事実はない」として疑惑を全面否定した。
だが、洪知事の側近のユン氏(52)が10日、京郷新聞の電話取材で、「(成前会長が)言っているのに(私が)違うと話せるか」と明らかにしたことがわかり議論が広がっている。同紙はまた、成前会長が最悪の選択をする直前の9日午前、「2011年6月ごろに当時のハンナラ党(現セヌリ党)代表選挙に出馬した洪準杓陣営の関係者を通じ1億ウォンを渡した」と話したと伝えた。成前会長は当時現金を渡した洪知事の側近としてユン氏の名を挙げたが、ユン氏は疑惑を強く否定しなかったということだ。メディア出身のユン氏は2008年の第18代国会議員総選挙の際に親朴連帯で活動した。2010年と2011年に洪知事を支援して党代表選挙戦を行い、2012年には京南企業副社長に招かれた。昨年セヌリ党の党代表選挙戦では親朴系筆頭の徐清源(ソ・チョンウォン)議員陣営の広報室長として活動した。