【コラム】安倍首相に忠告する(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.16 08:11
安倍首相はそのような忠告に従うだろうか。彼の言葉に多くのことが影響を受ける。米国が安倍首相にはっきりと懺悔するよう圧力を加えなければいけない。終戦後、米国はアジアで共産主義の脅威に直面し、東アジアの安定のために天皇に戦争責任を問わなかった。彼を退位させることもなかった。米国のこうした失策のため、日本はドイツの骨身を削る非ナチ化過程を経験せずに済んだ。北東アジアは今、その後遺症を病んでいるのだ。米国のためにも東アジアの2つの同盟国、韓国と日本の和解は必須だ。したがってオバマ大統領はメルケル首相のように安倍首相に慰安婦問題の解決に向けて圧力を加えなければいけない。そうすることなく安倍首相がワシントンで歓迎を受ければ、米国を待つのはアジアの激しい逆風だ。
安倍首相の3回の演説は内部志向でなく外部志向的、過去志向でなく未来志向的でなければいけない。特に8・15演説は神が与えた機会だ。心にない修辞であいまいに終えれば、韓日中関係の改善の機会は遠ざかるだろう。安倍首相は保守層支持者の反発が心配なのか。なら、2つの歴史的な事例から勇気を得るべきだ。