金正日の指示で誕生した北朝鮮のビール…「日本・中国のビールに劣らない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.14 10:45
大同江ビール工場は年間5万キロリットルを生産し、平壌市内の約200カ所のビアホールに供給する。供給は50リットルの樽に入れて送る。北朝鮮の男性の80-90%は毎日酒を飲むと脱北者は証言している。「月、火、水、木、金、土、日晩酌」という歌もある。北朝鮮の女性は男性に比べて飲酒ははるかに少なかったが、最近は過去に比べてよく飲むという。そのような北朝鮮住民の好みを樽ビールが満足させている。
平壌市内のビアホールでは約1000人を収容できる平壌慶興館(キョンフングァン)が人気だ。ここには7種類のビールを販売している。麦と米の混合比率により麦100%のビールのほか、70%、50%、30%、0%(コメ100%)の5種類ある。さらに10度、15度の黒ビールもある。
父とは違い、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は最高指導者になった2012年以降、まだ一度もビール工場を訪問していない。したがって金第1書記がビール好きかどうかは分からない。ただ、フランスの赤ワインを好み、韓国の酒の中では安東焼酎が好きだという。安東焼酎は中国を通じて何度か金第1書記の酒のテーブルに登場したという話がある。