「米大統領、イラン核交渉に全力…北朝鮮は見えず」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.02 09:32
オバマ政権が力を注ぐイラン核交渉が北朝鮮核問題交渉には暗い影を落とすという見方が出ている。イラン核交渉をめぐる米国内部の反発が強く、オバマ政権には北朝鮮の核に関心を拡大する余力がないという懸念だ。スイス・ローザンヌで行われた米国など主要6カ国とイランの核交渉は、締め切り期間の先月31日(現地時間)を過ぎた1日にも駆け引きが続いた。当初の締め切り期間はオバマ政権がイランに圧力を加えるために決めた日だったが、米国が交渉結果を出すために自ら時限を超過した。
ワシントンの外交消息筋はこの日、「イラン核交渉の結果に国際社会の関心が集中し、北朝鮮の核に関しても交渉の再開が必要だという世論を広める側面がある」としながらも「しかし内幕をのぞいてみると北核交渉を再開する条件が整うかどうかは未知数」と伝えた。
イランと北朝鮮はその間、反米路線と核開発で“双子”の歩みを続けてきた。両国を相手にする核交渉も似ている。北朝鮮の核が6カ国協議ならイランの核は7カ国協議で進行された。イラン・北朝鮮ともに交渉過程で制裁の即刻解除を要求したのも同じだ。しかしこうした似た姿がイラン核交渉に反対する根拠となり、オバマ政権が北朝鮮に視線を向ける余裕を与えていない。