【BOOK】慰安婦冷遇する日本、その根っこは天皇制…大江健三郎「日本政府の謝罪、充分ではない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.01 10:25
大江氏は「私としては本格的にノンフィクション的な告白をした初の作品」と説明した。実際の自身の父親をモデルにしたことを示唆したものだ。自分の父親が戦争時期に極右主義者であり、どういう形であれ悲劇的な最後を迎えたという話だ。彼はその一方で「20代初めから最近まで書いたこれまでの作品を再び読んでみると、どの部分がフィクションでどの部分がノンフィクションなのか明らかでない部分が多くて驚くほどだ」と話した。それでも100%ノンフィクションとして読んではいけないという注文だ。
皇居爆撃という設定が韓国の読者の立場としては破格的に感じられるという質問にも、大江氏はよどみなく答えた。