【コラム】50年前の労働者は忘れろ=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.31 10:41
今年の下半期から朴槿恵(パク・クネ)大統領が執権後半期を迎える。これに伴い朴槿恵政権に対する評価と残る任期への助言が、飽きることもなくメディアを通じて伝えられる。朴大統領の政策に対して肯定的な評価はこうだ。「創造経済」の活性化のために全国に革新センターを開いた。また不動産景気を再生させるために一連の措置を出し、市場が若干の活力を得ている模様だ。
一方で否定的な意見も少なくない。創造経済を通じて得た効果が何であり、果たして庶民にどんな経済的利益をもたらしたのかが疑問だ。不動産市場がうごめいているのも政府の政策にともなう短期効果に終わる可能性が大きいということだ。そのほかにも韓国経済は多様な問題に直面している。私はそのうちの海外建設と賃金の引き上げ問題を取り上げたい。伝統的に企業の成長と労働者の役割が最も密接に連結している分野の1つであるためだ。