【時論】企業の回復を優先する日本の成長戦略(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.24 15:55
アベノミクスが施行されて2年が過ぎた。「3本の矢」で構成されたこの政策パッケージが20年余り続いた日本の低成長構造を打破できるのか、重大な分岐点を迎えている。アベノミクスを通じて雇用者の数は100万人増え、大企業の賃金は16年ぶりの最高水準となる2.62%の増加となった。財政と金融という2本の矢を通じて日本経済は回復するように見える。しかしこれはアベノミクスの始まりにすぎない。
新たな開始は本格的な成長戦略だ。安倍政権は2013年6月、初めて成長戦略を発表し、昨年6月に改訂版を発表した。2013年に成長戦略が発表された当時は株価が下落するなど、市場の失望感が大きかった。昨年改訂版が発表された時は市場の期待が前向きに変わった。法人税引き下げ、医療改革など変化の兆候が感知されたからだ。