天野浩教授「ノーベル賞、皆さんの条件の方が私よりはるかに有利…ぜひ挑戦を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.27 11:12
「青色発光ダイオード(LED)の開発に必要なP型窒化ガリウム(GaN)の決定化に初めて成功したのが28歳の時です。私が研究をした時より、現在の皆さんの状況ははるかに良いと考えます。さらに難しい課題と主題に挑戦してください」
世界的な半導体工学者であり昨年のノーベル物理学賞共同受賞者である名古屋大学の天野浩教授(55)が26日、ソウル明倫洞(ミョンニュンドン)の成均館(ソンギュングァン)大学校で開かれた招待講演で韓国の大学生にこのように話した。天野教授は1時間以上続いた同日の講演で青色LEDを開発するまでの失敗談とノーベル賞受賞にまつわる裏話を披露した。天野教授は「ノーベル賞受賞者発表当時は飛行機の中にいて、自分が物理学賞受賞者に選ばれたことを知らなかった」とし「空港に記者が大勢待機していて、何が起きていたのか知らなかった私は彼らの前をただ通り過ぎてしまった」と笑った。