ノーベル賞0人vs19人…韓国30年、日本146年基礎科学の差(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.10 07:57
8日の化学賞を最後に、今年の科学分野のノーベル賞受賞者発表が終わった。韓国は劉龍(ユ・リョン)基礎科学研究員研究団長(59、KAIST化学科名誉教授)とチャールズ・リーソウル大碩座招聘教授(45、韓国名イ・チャンチョル、米ジャクソン研究所誘電体医学研究所長)がそれぞれ化学賞と生理学・医学賞候補に挙がったが、最終受賞者の名簿には含まれなかった。
一方、日本は赤崎勇名古屋大・名城大教授(85)、天野浩名古屋大教授(54)、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が物理学賞の受賞者に選ばれた。3人を含む歴代受賞者は計19人に増えた(日本国籍者は17人)。これをめぐりインターネットなどでは、両国の受賞者の数を比較しながら「19対0」という冷笑的な言葉が出ている。
しかし専門家は「歴史的な背景を無視し、結果(ノーベル賞実績)だけを見て、スポーツ競技の点数を比較するように話すのは適切でない」という声が出ている。「 『ノーベル賞コンプレックス』を刺激して研究にまい進している科学者の士気を低める結果をもたらしかねない」ということだ。劉龍団長とチャールズ・リー教授は民間会社トムソンロイターからノーベル賞受賞予想者に選ばれた。同社は1989年から昨年まで174人の受賞者を予想し、うち34人を当てた。韓国系の科学者がここに名を連ねたのは初めてであるだけに話題になったが、公式候補ではなかった。