ネット銀行、米国-日本は先を進むが、韓国はまだ…(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.02.24 14:02
韓国政府は6月までにネット銀行設立案を用意するという計画だが、実際、ネット銀行が設立されて定着するためには越えるべきヤマが多い。銀産分離の規制緩和、資本金規模、実際の営業の成否がネット銀行活性化のカギに挙げられる。
銀産分離は賛否が激しく対立する。政治的にも敏感だ。現在、銀行法は資産2兆ウォン(約2100億円)以上の産業資本は銀行株を4%(議決権基準)超過して保有できないよう定めている。この規制を緩和するべきだという側はグローバル競争力を主張する。後れた韓国の金融産業を育成し、ネット銀行が競争力を確保するためには、産業資本が参加する必要があるということだ。持ち株比率を制限すれば大株主にはなれず、サムスン電子・現代自動車・ネイバーなど大企業がネット銀行に進出する理由がなくなるという主張だ。