韓国、米国の利上げ前にデフレ防ごう…確実な信号を出すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.20 07:40
世界的なデフレ懸念が出ている中、国内生産者物価が3カ月連続で下落した。韓国銀行(韓銀)によると、10月の生産者物価は前年同月比0.7%下落した。これを受け、生産者物価は2011年1月以来3年9カ月ぶりの最低水準となった。生産者物価は昨年1.6%下落し、今年も5-7月を除いて落ちている。生産者物価は生産者が市場に供給する商品とサービスの価格を見るもので、1-2カ月後に消費者物価に反映される。今後、消費者物価が下落圧力を受け、デフレ懸念が強まるしかない。
中央日報が経済専門家20人を対象に質問した結果、15人が現在の低物価状況は「デフレの初期段階」(4人)または「デフレに入る懸念がある」(11人)と答えた。対策としては過半数の12人が韓銀が追加の利下げなど積極的な通貨政策をとるべきだと注文した。政府が財政支出を拡大し、内需を活性化するべきという見解(5人)と、積極的な構造改革に取り組むべきという意見(3人)もあった。