関心は相変わらずだ。日本プロ野球の球団関係者が韓国の左腕エースを視察する。

日本のデイリースポーツは１１日、「阪神タイガースが韓国人左腕投手を調査する」とし「阪神が２４、２６日に行われる起亜－広島カープの練習試合に球団関係者を派遣する。起亜の左腕・梁ヒョン種（ヤン・ヒョンジョン）の球威が日本の打者に通用するかどうか確認できる機会」と伝えた。梁ヒョン種のスプリングキャンプの最初の実戦登板は２４日の広島戦という。

梁ヒョン種は昨季後、ＦＡ（フリーエージェント）７年を満たし、海外進出を模索した。ポスティングを通じて米メジャーのドアをノックしたが、メジャー球団の最高入札額は予想以上に低かった。梁ヒョン種は日本舞台に目を向けた。しかし起亜球団は公式発表を通じて梁ヒョン種の海外進出を認めないと公表した。梁ヒョン種は球団側と話し合った結果、夢を先送りした。起亜球団は年俸４億ウォンで梁ヒョン種をチームに残留させた。

国内残留が決定したが、その後も梁ヒョン種に対する日本球団の関心は続いている。今季後にも球団の同意があれば海外進出が可能であるからだ。実際、呉昇桓（オ・スンファン）がそうだった。呉昇桓は国内で７年間を満たした２０１２年末、海外進出を模索した。しかし所属チームのサムスンは「３連覇のためには呉昇桓が必要」とし、海外進出を認めなかった。呉昇桓はサムスンの２０１３シーズン統合３連覇達成の力になった。

結局、呉昇桓はＦＡ８年目の２０１３年末、サムスンの同意を受けて阪神のユニホームを着た。完全に自由になるＦＡ９年目ではなく、サムスンは阪神から移籍料を受けた。もし今季、梁ヒョン種が優秀な成績を残し、日本球団のオファーがある場合、起亜球団はこれを断る名分がない。現在の起亜の客観的な戦力で優勝という目標は難しいのが実情だ。日本球団から巨額の移籍料を受けることになれば、むしろプラスという見方もある。

ＳＫの左腕エース金広鉉（キム・グァンヒョン）への関心も続いている。デイリースポーツは「ＳＫ左腕エースの金広鉉もまもなく沖縄で２次スプリングキャンプに入る」とし「阪神は金広鉉と梁ヒョン種を調査していく計画」と伝えた。