【時論】基礎科学研究3年支援でノーベル賞が出るのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.06 08:24
先進国は韓国のような「事業別研究支援体系」から「分野別研究支援体系」に転換した。各分野の研究の特性を考慮した支援体系だ。このような体系を構築するには、まず研究費を分野別に配分した後、その分野に適切な事業を選択しなければいけない。韓国研究財団にブロック予算を与え、分野別に専門化された研究費の配分・審査・選定の自立権を与えれば、効率的な運営が可能だろう。
二つ目、基礎科学と応用科学の支援方式を変えなければいけない。数学・物理学・化学・生命科学・地球科学などの基礎科学研究は、創意性と挑戦性を強調する必要がある。同じ課題を長く研究できるよう研究費支援期間を3-10年に多様化するのが望ましい。ノーベル科学賞は基礎科学から生まれる。生涯一つの研究に専念できる10年以上の超長期研究を新設することも求められる。そうしてこそ基礎科学者が自分の研究に情熱を持って思う存分研究できる。そうすればノーベル賞級の研究実績も出てくる可能性がある。