【中央時評】北朝鮮の行動を理解するには統計を見るべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.29 09:45
南北関係が変化の岐路に立っている。韓国も対北朝鮮政策を変化させようという意志を持っているが、何より北朝鮮の動きが通常でない。金正恩(キム・ジョンウン)は「新年の辞」で南北首脳会談が可能であることを示唆した。そして北朝鮮の労働新聞は24日、南北関係改善のために対話と交渉を主張し、26日にも5・24措置を解除すれば離散家族再会が可能であるかのように言及した。その一方で25日には国防委員会の声明で、南北関係改善に向けた我々の努力は時代的な課題であり、経済的な困難を抜け出そうという目的ではないと主張し、これに挑戦すれば「断固たる膺懲で応じる」と脅迫した。
常にそうであるように言葉は紛らわしいが、以前に比べて傍点は明確に「関係改善」に打たれている。このような意図は言葉でなく北朝鮮の行動を追跡すればさらに明確になる。昨年、北朝鮮は日本人拉致問題をイシューに日本との関係改善を図った。10月には幹部3人が仁川アジア競技大会の閉会式を契機に韓国を電撃訪問し、11月には崔竜海(チェ・ヨンヘ)ら特使団がロシアのプーチン大統領に会った。