【中央時評】朴大統領に引きずられるメディア(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.14 08:09
朴槿恵(パク・クネ)大統領の新年記者会見は1年ぶりに開かれた会見だった。いつのまにかこの国は大統領が会見を1年に1回だけするおかしな国になってしまった。とにかく1年ぶりに開かれたのなら緊張感があって当然だった。問題は山積していたし、圧力は爆発直前だったからだ。このような状況なら、大統領がメディアの矢を防ぐのに冷や汗を流さなければならなかった。
ところが緊張どころか、笑いがあふれた。大統領はにこにこ笑いながら、自分に有利な運動場を思う存分走った。半面、自分に不利な谷はふわりと跳び越えた。一言でメディアの完敗だ。これは会見方式が誤ったうえ、メディアの刃が鈍かったからだ。