韓国経済、衝撃防ぐ「ゴールデンタイム」3カ月のみ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.19 08:48
金利の時計の針は回り始めた。秒針が向かう1次目的地は来年4月だ。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長がその月に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの議論を始めると予告したからだ。韓国経済が米国の利上げの衝撃に備える時間は3カ月ほどしか残っていないという意味だ。
家計負債の増加速度を遅らせ、市場に広まった「D(デフレーション)の恐怖」を事前に遮断するという宿題が、政府と韓国銀行(韓銀)の目の前にある。金利上昇に最も鋭敏に反応するのは家計の負債だ。出口を探すのは容易ではない。
今年9月末、家計の負債は1060兆ウォン(約114億円)を超えた。8月、政府の不動産貸出規制緩和と利下げの影響で、家計負債の増加ペースはさらに速まった。銀行などを通じた貸出は今年10月の1カ月間に7兆8000億ウォン増え、韓銀が統計を出し始めた2003年以降、最も大きな増加幅となった。銀行が自主的に貸出速度を調節するほどだ。