【社説】チラシにこだわる捜査で国民が納得するのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.06 17:22
検察が昨日発表した「チョン・ユンフェ動向文書」の中間捜査結果は、5週間かけた成果としては非常にみすぼらしい。
ソウル中央地検は昨年12月初め、特殊2部と刑事1部所属のすべての捜査要員を投入し、文書流出の経緯と、チョン・ユンフェ氏と青瓦台(チョンワデ、大統領府)の李在万(イ・ジェマン)秘書官らが世界日報を相手に告訴した名誉毀損事件を調査した。検察は発表文で、「チョン・ユンフェ文書」はパク・グァンチョン警正が事実確認なく作成し、趙応天(チョ・ウンチョン)前青瓦台公職紀綱秘書官の指示でパク警正が関連文書を朴志晩(パク・ジマン)EG会長側に伝えた、と明らかにした。昨年2月に青瓦台派遣が解除されたパク警正がソウル警察庁情報分室に保管していた文書の一部を、ハン警衛らが持ち出し、報道機関と企業に渡したというのが、検察の説明だ。検察はパク警正を拘束、起訴し、趙前秘書官ら2人は在宅起訴した。
長いあいだ青瓦台はもちろん、政界とメディア、検察などを騒がせた事件としてはあっけない結果だ。趙前秘書官が17件の青瓦台文書を朴会長に伝えた理由、チョン・ユンフェ氏と青瓦台の側近3人の人事介入疑惑の部分は明らかになっていない。