地球の水、すい星ではなく小惑星から来たか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.11 10:37
先月欧州宇宙局(ESA)の探査船ロゼッタが着陸した67P/チュリュモフゲラシメンコすい星の水の成分が、地球と違っていたことが確認された。遠い昔に地球に水を伝えた「メッセンジャー」がすい星かも知れないと推測してきた科学者の期待とは反対の結果だ。
スイスのベルン大学物理研究所のK・アルトウェッグ(Altwegg)教授研究チームはロゼッタが送ってきたデータを分析した結果、67P/チュリュモフゲラシメンコの重水素/水素(D/H)の比率が(5.3±0.7)×10のマイナス4乗と確認されたと11日明らかにした。世界的な科学ジャーナル『サイエンス(Science)』オンライン版に掲載された論文を通じてだ。このような比率は、地球の水の中に含まれる重水素/水素比率の3倍に達する。2つの天体の水が全く違う所から始まったことを示す証拠だ。研究チームは「海などの起源がすい星ではなく小惑星だという推測が力を得ることになった」と明らかにした。