<プロ野球>日米と収益構造違う韓国、契約金に全力投球は「毒」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.09 18:21
2014年シーズンの幕が降りてもプロ野球は依然としてスポーツニュースの中心に立っている。恐ろしく高騰している自由契約選手(FA、フリーエージェント)の契約金のためだ。市場競争にともなう自然な現象とみる目もあるが、度が過ぎた「狂風」だという指摘も出ている。これをどのように見るべきだろうか。韓国球団が参考にしたという日本プロ野球(NPB)のFA事例と比較して、韓国の状況を分析してみた。
ここ数年間でプロ野球のFA市場は大きく変わった。発端は2011年11月、李宅根(イ・テクグン、34)のLGからネクセンへの移籍だ。オプションを含めて4年間で総額50億ウォンを受けとる契約だった。李宅根の移籍後、暗黙のうちに「4年で50億ウォン」という基準ができた。2012年11月、金周燦(キム・ジュチャン、33)がロッテから起亜に移籍して李宅根と同じ規模の契約を締結することになった(報償額は金周燦がさらに多い)。