自動車部品で106億ドルの売り上げ…没落したパナソニックの大反転
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.01 08:44
パナソニックは過去、“製造王国日本”神話の主役だった。ソニーとともに日本を代表する家電メーカーとして良い時代を享受した。だが、スマートフォンなどITと結合した家電市場の革新的変化に適時についていけなかった。その結果2000年代に入り明確な下り坂に入った。2001年に記録した4310億円の大規模赤字は危機のシグナルだった。2010年に8兆7000億円、2011年に7兆800億円、2012年に7兆2000億円と売り上げは毎年減った。
2012年、緊迫した状況で津賀一宏最高経営責任者(CEO)が救援投手として登板する。就任直後から彼は大々的な改革に出た。そのうちのひとつが、これ以上突破口がみつからなかった消費者対象(B2C)家電事業部門を果敢に放棄することだ。そして重心を企業対象(B2B)製品にシフトした。特に自動車電子部品事業に目を向けた。