韓国に必要なのは中国・米国・EUをつなぐ「FTAハブ」戦略(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.11.17 14:39
◆韓中経済協力パラダイムを改めるべき
専門家は関税を引き下げるのも必要だが、長期的に中国を成長の動力として活用するための経済協力パラダイムを組み直す必要があると、口をそろえる。韓中経済協力構造をFTA時代に合うよう新しく構築するべきという指摘だ。
韓国はその間、2回の中国ブームを経験した。最初は修交(1992年)と同時に始まった。多くの企業が安い賃金を求めて工場を中国に移し、国内では部品を作って輸出した。年平均32.2%の貿易増加率(92-97年)がその成績表だ。2回目は中国の世界貿易機関(WTO)加盟とともに訪れた。中国が「世界の工場」として登場し、韓国はその工場に部品を供給する輸出団地の役割をした。中国の輸出が増え、韓国も同時に製造業の好況を享受した。韓国で中間材を生産して中国に輸出し、中国で完成品を組み立てて第3国に輸出する形だ。