【グローバルアイ】「中国ハクサイ」の中に隠されたFTAメッセージ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.14 11:13
中国産ハクサイが私たちの食卓の火を消す消防士の役割を果たした。ハクサイ波紋が広がる中で緊急輸入された中国産ハクサイが需給不安感を解消するのに寄与したのだ。韓国政府が12日から27%(大根は30%)だった基本関税を年末までの輸入分に限り0%に引き下げた結果だ。
中国産ハクサイでキムチを作った家庭では、今どう感じているだろうか。中国産ハクサイを有り難く思っているだろうか。それとも「中国産ハクサイは味が落ちる」などと愚痴をこぼしているだろうか。
断片的な感想を越えて、もう少し違う視点で中国産ハクサイの中をのぞいて見てはどうだろうか。私は今回輸入された中国産ハクサイの中には、遠からず現実化される韓中自由貿易協定(FTA)のメッセージが隠れていると見ている。たとえ年末までという時限付きであるとはいえ、中国産農産物に無関税が適用される‘類似FTA状況’が生じたからだ。