【コラム】TPPで迫る日本津波に備えよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.13 09:19
フランスの哲学者ロラン・バルトが説明したように価値中立的な言語はない。石・クマ・リンゴのような単語にも歴史が積み重なれば特別な感情が入り込む。このため時には名前が重要な役割をする。
昨年9月、米ホワイトハウスがメディアに特別要請をしたのもこのためだった。ホワイトハウスは「オバマケア」と呼ばれてきた医療保険改革案を「適正医療保険法(ACA)」と表現してほしいと要請した。名前に込められた怪力のためだ。オバマケアにはオバマ大統領の臭いがあまりにも強く染み付いていたのだ。CNBCが約800人を調査したところ、妙な結果が出た。まず、半分に「ACA」を支持するかどうか尋ねた。賛成22%、反対37%だった。残り半分には、内容は同じでも名前が異なる「オバマケア」に対する選好度を調べた。すると賛成29%、反対46%と、賛否ともに増えた。オバマという名前のために好き・嫌いがあったのだ。